第133回クラブフォーラムワン交流会記録

日時 : 2013年9月20日(金) 14:00 – 16:00
場所 : 青梅慶友病院
テーマ :「青梅慶友病院 見学会」

(見学会概要)
1.大塚 宣夫 会長よりのご説明
現在、老人病院として、「青梅慶友病院」と「よみうりランド慶友病院」の2つの病院を運営している。2つの違いをひとことで言えば、青梅慶友病院は、「医療付き老人ホーム」、よみうりランド慶友病院は、「高齢者ホスピス」。平均入院期間では、青梅が3年、よみうりが1年半。がん等末期患者は、青梅が10%、よみうりが24%ということで、それが表れている。青梅の平均年齢は88歳で、100歳以上の方も23名おられる。男女比率では、76%が女性です。職員数は青梅が773名、よみうりが357名で、患者ひとり当たりの職員数では、よみうりの方が手厚くなっている。入院要件は医療や介護が必要な老人であること。
この病院を始めたきっかけは、自身の親を安心して任せられる施設が1974年当時見当たらなかったことと、将来老人人口の増加が明らかということだった。病院開院のために1000万円の貯金を目標とし、また開院の準備をしていたところ、当地の農協組合長が賛同してくださって開院のために大変助力して下さった。147床からスタートしたが、増築を重ねて、現在は736床までになっている。
よみうりランド慶友病院は2005年に開院した。読売グループ総帥の渡邉 恒雄さんから、シルバーランドを作りたいとの要請を受けてのことだった。
究極の終の棲家として、当院が目指しているものは、
・ 一番居心地のよい場所にする
・ 苦しい長生きより豊かな一日を
・ 大往生の実現
当院の強みは、
・ 生活、介護、リハビリ、医療の一体的提供
・ 一括お引き受け
・ 厚い人材配置
国内最高齢の方も入院なさっておられるが、担当スタッフをぞっこん気にいって下さっている。それが、またそれがご長寿の理由にもなっているかもしれない。担当スタッフは、そうなるとなかなか辞められない。

2. 院内見学

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患者さんが居られる病棟をご案内いただいた。一般の病院と違って、24時間面会可能となっているのでいつでも来られるし、また遠方からの家族のために宿泊施設も用意されている。随時コンサートや美食倶楽部などのイベントが開催されていて、参加のご婦人方のためにはアクセサリーも各種用意されているので、その中から自分で選んでおしゃれして出られるなどきめ細やかな配慮や工夫が随所になされている。家族と一緒に食事できる喫茶室や最上階の広い談話室があり、水入らずの時間を過ごしておられる様子がみられた。病院建物の横には、四季の花が楽しめる遊歩庭園があり、遊歩道を車いすで家族やスタッフにゆっくり押して貰いながら回っておられる光景も拝見した。ゆったりとした時間がここでは流れている。

田村能里子さん制作の壁画「春秋遊遊」の前で、大塚会長を交えて、記念写真の撮影を戴きました。

3.  Q&A
Q: 自宅に戻りたいという患者はいないのか。
A: 自宅に帰っても、結局、患者が当院に戻りたいと言って戻ってくる。自宅では家族もなかなか面倒みられず、本人も何かと不便を感じることになる。当院の方が快適に過ごせると本人も納得して戻ってくる。

Q: 入院希望者が多くなかなか入院できないのがネックだと思うが。
A: 会員制クラブに入会いただいて、会員であれば優先的に待たずに入院いただけるといった方式の導入も検討している。

4. 感想
創業会長の大塚宣夫先生から直接、判り易いご説明を懇切に戴き、篤くお礼申しあげます。理事長の大塚太郎先生にもご高配いただき、種々お世話下さいました事務長の細田様はじめ職員の皆様にも感謝申し上げます。本当にありがとうございました。大塚会長は、記録担当の高校大先輩で、亡母が昨年青梅慶友病院で短期間でしたがお世話いただいたことなどのご縁がございますが、今回の見学会では、ご多用のところ、格別のお取り計らいをいただき感激しております。

参加者が実際に入院となると少し先のことと思いますが、最晩年の過ごし方について考える大変貴重な機会となりました。費用、利用者負担金額についてのご説明もいただきましたが、手厚い介護、医療、サポート体制からすると納得できる金額と思います。

我々の世代がいよいよとなったときには、老人人口が今より格段に増えていることでしょう。老人人口に見合った医療従事者や介護従事者の方々が充分確保できるのか、国の財政や個人の蓄えが耐えられるかなどなど、懸念材料も多々ですが、できるだけ長く自立自活することを目標にしつつ、最晩年に備えることにしたいと思います。
ご説明、ご案内をありがとうございました。

(記録担当:池尾)

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